環境音楽2005 音の群れ・時の花・日本の現代風姿考
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今日の音文化とBGM~「環境音楽2005」の開催にあたって

「J」から見る現代の音風景

音の群れ・時の花・日本の現代風姿考

出演

チケット購入方法
と き:平成17年10月6日(木) 午後6時30分開演(午後6時開場)
ところ:草月ホール
    東京都港区赤坂7-2-21 Tel.03-3408-9113  http://sogetsu.or.jp
入場料:3,000円(全席自由)
    チケットのご購入方法(下記のチケットのご購入方法をご覧ください。)
後 援:文化庁  http://www.bunka.go.jp
協 賛:社団法人日本音楽著作権協会  http://www.jasrac.or.jp/
協 力:株式会社テムコジャパン  http://www.temco-j.co.jp/
今日の音文化とBGM~「環境音楽2005」の開催にあたって
社団法人日本バックグラウンド・ミュージック協会
会長  藤田 勲


 社団法人日本バックグラウンド・ミュージック協会(日本BGM協会)では、来る10月6日(木)、草月ホールにおきまして『環境音楽2005~音の群れ・時の花・日本の現代風姿考』を開催いたします。
 本公演では、日本の音・音楽文化の今日的様相を、「J」という切り口から見つめてみたいと考え、日本に在住する外国人アーティストの創作をその糸口といたしました。彼らがそれぞれの文化を背景に持ちながら日本の音・音楽をいかにひとつの芸術作品として結実させるかをお楽しみ頂きたいと思います。
 本企画は、私ども日本BGM協会の音環境に対する考え方を示すものであります。いまやBGMは日常の生活に根付いたと言えますが、そのBGMを構成しているコンテンツやシステムがどのような理念をもって提供されているかを、このコンサートを通じて広く周知したいと考えております。
 音・音楽は時代によって移り変わっていきます。その移り変わりを敏感に捉え、“環境”をよくする音・音楽を提供していきたいと、日本BGM協会は考えています。
「J」から見る現代の音風景
 ポピュラー音楽の世界では、1990年代の半ばころから「Jポップ」という名が使われるようになりました。それは70年代の「ニューミュージック」という言葉と同様に、さまざまな種類の音楽を含んだ名称であります。「ニューミュージック」の「ニュー」は、それまでの「歌謡曲」「演歌」「プロテスト・フォーク」に比べれば新しかったのであり、「Jポップ」の「J」も同様に、「J」と呼ばれるための“なにか”を含意していると考えられます。けれども、それははっきりと言語化されているわけではありません。
 言うまでもなく「J」はJapanの頭文字、文字通り「日本」。JR、Jリーグなど、Jポップのみならず、「J」を冠する名称は今日多く見られます。そのようなことからも、登場から20年近くの時間を経てきた「J」には、すでに略称の範囲を超えて、何らかの文化的、時代的なキーワードとしての機能が備わっているように見うけられます。
 この公演では、日本に長く在住する外国人ミュージシャンが日本の音・音楽を素材としてイマジネーション豊かに作り上げた世界を披露してくれます。それらは彼ら・彼女らが感じている「J」を私たちが感じる機会であると言えるでしょう。「J」とは素材の問題なのか、それとも時間や空間の捉え方の問題なのか。あるいは、私たちがあいまいに感じている「J」と同じものなのか違うものなのか。いずれにしても、「J」の謎を解く機会に私たちは立ち会うことになるでしょう。
関西大学教授 小川博司(社会学)
音の群れ・時の花・日本の現代風姿考
 音が生まれ、私たちを取り囲み、時の流れの中で成熟していき現代の音環境と して結晶する。これが「環境音楽2005」のイメージです。
出演
ブルース・スターク(ピアノ)
サイ・イエングアン(ソプラノ)
ジョン・海山・ネプチューン(尺八、パーカッション)
ピーター・バラカン(お話)
*曲目は当日発表します。

ブルース・スターク(ピアノ)
 ジュリアード音楽院で作曲とピアノを学ぶ。クラシックとジャズをバックに自身のルーツであるアイリッシュ・トラッドの哀感をにじませる。常に作曲家としての意識を持つと共に日本文化にアイリッシュ・トラッドとの共通点を見出し、童謡などのアレンジを通して独自の感性を表現する。

web site:http://brucestarkmusic.com
共演 アンディ・ベヴァン(サックス、ディジュリドゥ) クリストファー・ハーディ(パーカッション)
サイ・イエングアン(崔岩光)(ソプラノ)
 大連生まれの中国屈指のコロラトゥーラ・ソプラノ。日本でのデヒューは1989年日中合作「魔笛」の“夜の女王”。その後、オペラやコンサートなど世界を舞台に活躍する。日本では山田耕筰の作品や子守唄などをとりあげ、最近では石川啄木の“初恋”を収録したCD「赤とんぼ」が好評を博す。日本の叙情性を凛とした表現で歌い上げる。

伴奏 小森瑞香(ピアノ)
ジョン・海山・ネプチューン(尺八、パーカッション)
 米国サンディエゴ生まれ。ハワイ大学で民族音楽を専攻する中、竹の文化に惹かれて来日、京都で尺八を学ぶ。インド音楽との共演もありジャンルにはこだわらない。ハープ、ギター等さまざまな楽器とのコラボにより生み出される音楽は、音の華やかさと相俟って人々を魅了する。

web site:http://www.jneptune.com
共演 直居隆雄(ギター) 福原佐和子(琴) クリストファー・ハーディ(パーカッション)
ピーター・バラカン(お話)
 ロンドン生まれ。イギリスの大学で日本語を勉強し、来日以来26年になる。放送を中心としたさまざまなメディアで独自の音楽紹介を展開するブロード・キャスター。特にラジオではオリジナルな選曲と率直な語り口で幅広い人気を持つ。現在はワールドミュージックの日本への紹介に取り組んでいる。
チケットのご購入方法
ぴあ 当公演のチケットは「ぴあ」でお買い求め下さい。
0570-02-9999
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Pコード:207-616